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ジュニアと成り上がりとたった一人のリーマン会


僕は今猛烈に疲れている。

先週オリエンテーションを受け、今週火曜にプレゼンをする予定
だったことは、先に述べた通りだが、そのプレゼン日に再度オリエン
があって、来週月曜にプレゼンをすることになった。
しかもプレゼンテーション用の資料は、本日までという縛りを付けられた
結果、作業日程は事実上、2日間。

こんなことは初めてだ。
期日だけで考えればこういうことは間々あるが、向こうが求めてくることから
考えると、普通最低2週間くらいはかかるレベルのものだ。

その作業に翻弄されているということもあるが、僕が疲れているのはそれ
だけではないんだ。
いくつもの要素が交錯している。

その仕事においては、オリエン時に凄い光景を目の当たりにした。
財界で有名な社長がいて、その方が僕がプレゼンをする会社の実質的な
オーナーで、彼自らが1時間半もオリエンテーションをし続けた。
その他の社員は何も話さない。いや、離せない。
僕はもちろんテレビでしか見たことがなかったが、その迫力たるや半径
1メートルには間違いなく近づけないオーラを持っていた。
社員は彼に何も言えない。その姿を見ることが僕には疲れた。

YES以外には言えない環境。それを見ると、社員をもっと自由にさせて
上げれば良いのにと思わざるを得ない。それが疲れの一因。
カリスマと言われる社長には得てしてそういった傾向があるものだが、
彼のそれは有り得ないくらいのレベルだった。

入社以来、何10社かの企業を担当してきており、その大半が世の中的に
言うところの大企業だった。そのほとんどの企業で、挨拶レベルではCEO様
と接点があったが、この人は群を抜いたレベルだった。
良いか悪いかは置いておいて、もう有り得ない。時価総額1兆円企業。
会社規模だけを見れば、それ以上でかい会社もいくつも担当した。
でもこんな人はいなかった。
仕事はのびのびやりたいものだ。大抵そうだが、がんじがらめにすると
人は発想が出てこない。作業屋になり、上だけを見て外、つまり本質を
おざなりにするようになる。

そうして、仕事がテンパっていたが息抜きが必要と思い、先輩と近所の
ベージュ東京で打ち合わせた。
詳しくはホームページにあるが、僕らは昼なのでアフタヌーンティーコース。
今、東京で最も話題のレストランで気になっていた。味はディナー食べた
人に聞いても「・・・」という評が多い。
ただ、器とか調度品は最高。空間としてはさすが。アラン・デュカスという
オーナーは3ツ星レストランを2つも経営している。食器も家具も全て彼が
選んでいる。
ちなみに、シャネルとの共同経営のため、店員は皆シャネルの衣装を着て
いることはあまり知られていない。まあ、今年最初の話題店である。
夜の予約はかなり取るの難しいでしょう。

そんなことはどうでも良いのだ。また食い物の話しになってしまった。

で、急いで打ち合わせと企画書フィニッシュ作業。
手持ちで届に行かなくてはならず、約束があるがそのため大幅に遅れて
参加することになる。

あまりにも危険なので、店が六本木にあることだけに留めます。

今週火曜にメールが某人から来て、

「精鋭だけの会です」

という1ワードだけが書かれていた。
広告的見地から見ると、興味を惹かれるコピーではある。
彼に呼ばれて行くと確かにいつも、精鋭が集まるのだが・・・。

着くや否や、僕は猛烈に疲れた。
10名超規模の小規模の集いだが、僕は参加して何者がいるかを確認して
から会の名前を自分の中だけで作った。

「ジュニアと成り上がりとたった一人のリーマン会」と。

誘ってくれた某氏も、東証1部上場企業の創業者一族。
参加者は、某移動交通系企業の創業者ジュニア。
某市長ジュニア。某代議士。某住宅系上場ベンチャー創業者。
某上場金融ベンチャー創業者。これが一番凄かったのだが、
某東証1部上場大手ゼネコン創業者ジュニア。大病院経営者。
自分で創業した会社をバイアウト、つまり売っぱらってしまって
悠々自適な奴とか。今、最も話題企業の某氏は参加予定だった
が、結局来れなかった。
リーマンは俺だけさ。別にビジネスについて語るとかそういった会
でもなんでもなく、ゆるい会なのにこの布陣。そりゃあ精鋭だわ。
そのうちの1/3くらいは知り合いだったのですが、なんなんでしょ。

そのうちの一人が、

「ここから歩いて、3分に家があるんですよ。550坪の。
エレベーターはVUITTONのエピを剥いで壁面に全部張ってるんです。
笑うでしょ?僕の家出2次会しましょう!屋上のPOOLで裸で泳いでも
見えませんよ。」

あの、550へ-ベーならわかるんですけど。六本木で550坪って。
10年掛けて地上げして手に入れたらしい。もうわけわかりません。
たぶん、彼らかすると自慢しているわけでもなんでもなく、それが普通
なんでしょ。ほんと誘ってくれた男はいつも思うが、ベンチャーから
エスタブリッシュ企業まで幅広いお友達が多くてらっしゃる。疲れそう
だけど、ボンボンは生活レベルが同じ人とどうやら気があうのでしょう。

スゲ~、気楽にリラックスしたくて来たのに逆に疲れました。
で、お誘いいただいた2次会は仕事があるからという理由でお断り。

そんで、今はまた会社ですわ。

僕は普通でいられることを幸せに思います。

今日は徹夜に近そうです・・・。
でもやらされた仕事じゃないことをしている自分が幸せだと感じてます。
by osaki_kotaro | 2005-02-11 00:31 | ダイアリー
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