天気もいいし、すっきりしたかったので車でお買い物へ出かけました。 場所は、タマタカです。思いっきり買いました。昨日もおもいっきり買いました。 たまたま目に付いたTod’sのショップで前から気になってたドライビングシューズを見つけてしまったが最後、大枚はたいて買ってしまいました。その後、環6(山手通りの旧称)の某カーディーラーへ吸い込まれ(写真の車)、マジで欲しくなって相当迷ってた時、接客担当に出電話がかかってきて「しばらくお待ちください」ということになった。 なんとも思ってなかったのですが、結局15分も待たされてもちろん購入しません でした。同じサービス業の人間として許すまじき行為だったからです。見込み客を失ったわけです。CS(顧客満足)を考えられない人は、即、サービス業から 足を洗うべきなのです。モノはいいのに・・・。 その時、今回のテーマが頭に浮かびました。業界研究です。 第一回目は僕が属する「広告業界」でよく使われる言葉を学びましょう。 ただし、中にはテレビ・ラジオ・新聞・雑誌その他の業界で使われるものも 入っています。 ★「ベルト」※「帯び」とも言います。 『月曜~金曜の昼間の「いいとも」ベルトで』なんて感じで使用します。 つまり、連続で同じ位置の広告枠などを押さえる時に使います。繋がって いるという意味から来たのでしょう。 これを日常で使うとどうなるでしょうか。あなたに業界の恋人がいたとしたらこのように使いましょう。 「あなたとは、月~日ベルトで会いたいわ!」と。毎日会いたいってことです。 ただし、ここで注意しなければならないのは、あなたの恋人がアパレルの人間 の場合このような質問がかえってくるでしょう。 「えっ!?なに?ゲツニチってブランドが出来たのか?そのゲツニチのベルト を身に付けてくるんだよね。どんなのか見せて!」と。注意が必要です。 ★「シズル」 もともとジューシーな肉汁がとってもおいしく見えることからきました。 『あの広告ってシズルね~。』なんて感じで使います。 非常にインパクトがあったり、モノが実際より良く見えたりして消費者に対し 良い刷り込みが出来ると感じた時に使います。 これはこのように使いましょう。 「あなたとってもシズってるわよ!」と。自分の好みの異性などに対して 使ってみましょう。キョトンとされること請け合いです。 ★「テレコ」 歌舞伎用語だったと聞いた気がしますが、こんな感じで使われます。 『月曜~金曜の「いいとも」テレコで』という感じです。 ベルトとの違いは、ベルトが絶え間ない連続を表すのに比して、こちらは 飛び石、つまり「交互」を表します。月曜~金曜のテレコの場合は、 月・水・金の3日間を意味するのです。 これはこのように使いましょう。 シチュエーションとしては貴方に二人の恋人がいた場合です。 「A君とは月~日テレコで会って、B君とは火~土のテレコで会ってるわ」と。 今まで以上に二人への愛が深まるはずです。 ★「AC差し替え」 例えば日本で最も高い広告枠のフジテレビ月曜21時(月9)にある企業 が提供をしていた場合、その企業で突然大問題が発生したとします。 例えば、雪印のような問題や、車のリコールなどの問題が発生したら、 一般の人はその状況下でCMを流していたら「なにのんきにCMなんか 流してるんだ!」と感じ企業は批判の的となるでしょう。その場合、AC、 つまり公共広告機構のCMに差し替えるのです。 これはこのように使いましょう。 「本命のA君が病気で会えなくなったから、押さえのB君に緊急でAC 差し替えするわ」と。B君は緊急事態により非常にラッキーなチャンスを もらえるわけです。 ★「ダブルPT」 テレビやラジオなどでCMが流れています。CMには2種類の放送ゾーンが あります。一つはPT(パーティシペーション)と言い、番組の中で流れる CMです。もう一つは、SB(ステーションブレーク。略称ステブレ。)と言い、 番組終了後のゾーンで放送されるものです。あとCC(カウキャッチャー もありますが、あまり最近では使われないのとSBと混同されるので割愛 します)ダブルPTとは、たまに見かけると思いますが、ほぼ連続で同じ番組 内で同じCMが連続で流れたりすることがあります。あまり良いCM枠の とり方ではないのです。 これはこのように使いましょう。 「A君とB君の予定がダブルPTになっちゃった」と。つまりダブルブッキング の状態をこう言いましょう。 さらに片方の予定をずらす時には、ダブルPTの形をテレビ局などに交渉して ダブルにならないようにすることを「絵柄を変える」と言いますので、 「だから、B君の絵柄を変えたわ」と言いましょう。時間帯や日にちをずらす ことを意味します。これで万事OKです。危機を乗り越えられました。 ★「競合プレゼン」 我々の業界で日常行われているもので、数社の広告会社がスポンサー 企業からオリエンテーションを貰い、商品やサービスに関するマーケティング 提案や、広告の提案をスポンサーにすることです。 言い方は様々あり、「プレゼン」「プレ」「プレテ」「競合」などなど様々です。 これは当然お金がかかる作業で、勝つ自信が無い場合でも参加を断ること は中々出来ません。(二度と呼ばれなくなる可能性があるからです) しかもドラスティックなのは、数社呼ばれて1社だけの提案を採用すること が多いのです。複数社が採用されることもありますが、全体としては 「0か100か」という感じで、所謂、WINNER TAKES ALLの場合は 非常に厳しい戦いです。企画書を書いたり、デザイン案やCMのコンテ制作 などお金も時間も相応にかかるのは事実です。 これは日常どう使用するかではなく、あなたがもし広告マン、特に電通マン と付き合っているならば、このような言葉を何度となく聞いたことでしょう。 これは僕の友人(電通)がよく使う言葉です。 『俺さ~、今週土日はプレゼンの打ち合わせと企画書書かなくちゃなんない んだよ。だから悪いんだけど今週末は会えないわ・・・』と彼女に言うのだそう です。申し訳無さそうな表情をしながら。事実の場合も多々電通ならばあるで しょう。 しかし、僕の感覚で言えばその4割程度は事実ではないはずなので、この 内容が出たら極めて注意が必要です。 この場合の対応策はこのようにしてください。 笑顔で「うん、わかった会社にその時いるんだよね?」と言ってください。 彼が、「もちろんいるよ。だって企画書書くんだから」と言ったら、また 笑顔で「わかった。じゃあ、また来週ね」と言ってあげてください。 そして、土曜日に彼の携帯にメールしてください。 「会社のパソコンからメール頂戴!」と。彼から帰ってこなければ怪しむべき でしょう。 彼はかならずこういうはずです。 「ゴメンゴメン、全然メールできる状態じゃないんだよ。」とか、「携帯メール 気付かなかった」と。気付かぬわけはありません。さらに、ちょっとメール するくらい、どんな忙しくても出来るはずです。 ただ、ここで注意が必要なのは、最近では会社にいなくても会社のメアド からメール送れたりしますので、彼のITリテラシイを充分把握しておいて ください。会社のアドレスからメールが送られてきただけでは安心できません。 ひとまず、今日の講義はここまで~!
by osaki_kotaro
| 2004-04-18 23:59
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