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真の機会損失とは


今日も累計距離70kmくらい動きまわった。
あらためて考えると、いつも行動をともにする仲間達は本当にすば
らしい。

普通予定って、「●月▲日に、~で、×時○分」という風に明確に
時間が決まっていて、多少の前後があって皆集まるって感じだと
思うけど、我々はある程度のスケジュールを事前に決めるだけで
だいたいみんなちゃんと来る。事前に確認なんかしなくても大抵
みんな来る。

これは凄いこと。

どんなに忙しくても、疲れてても、プライベートの予定があっても
最優先に「今すべきこと」を理解して必ず重要な案件に関しては
参加する。もっと言えば、重要だと思われないものにも参加する
のである。

「機会損失」っていう経済用語があるけど、僕らからするとあんな
言葉はっきり言って嘘。ぜんぜんわかってないのである。
機会損失とは、『どんな状況下でもそれに1%以上の利益の可能性
がある場合、死守する必要がある。利益の可能性が低そうだという
勝手な推測をすることはそのチャンスを逃すことに他ならない』という
意味である。

今までも、難攻不落な状況下であってもビジネスとして形にした
ヤツが何人もいる。
諦めてはいけないというのを経験則でわかっている僕らはその点
強い。

先入観という人間が生来身に付けているDNAは大敵だが、
己の怠惰さに克己することで得られる利益が莫大でることを体感し
ている人間こそビジネスでも恋愛でも家族生活でも大成するのだと
感じる。

下記のケーススタディと同じレベルのことは枚挙に暇が無い。

【A君の場合】

A君:会社経営者。社長というストレスに苛まれ、商売はあまり上手く
いっていない。薄利の仕事の雑務に追われる毎日だ。

A君の夢:経営する自身の会社の右肩上がりの成長。

ある日、A君はこーたろーに休日のある勉強会へ誘われた。
A君の事業はホームページ制作を中心としたインターネットサービス。
こーたろーが誘った勉強会は、マーケティングに関するものだった。
マーケティングはどんなビジネスにも必要だが、A君は直接関係無い
と思いその誘いを断った。特に有名な人がレクチャーするものでもない
ようだし、自分の会社の雑務をこなした方が得策だと考えたらしい。
しかし、こーたろーの強引な誘いもあって急遽参加することになった。

行ってみると冴えないオヤジ達が集っていて、参加したことを後悔する
A君。無駄な時間を過ごすことに苛立つA君に、隣に座していた
初老のオヤジが話しかけてきた。「何をやられている方ですか?」と。
A君は心ではうざったがっていたが、表面には表さずに名刺とともに
自己紹介をした。するとオヤジも名刺を差し出してくる。
名刺をA君が見ると、それは彼が何としても取引きしたいと考えて
いた企業のオーナー社長であった。
その後、彼はオーナーと頻繁に接触することになり、今では会社でも
最大の取引先になった。

これはあくまでも、例に過ぎないが会いたいと思っていた人に遊び
や、意外な場所で会って仲良くなることも非常に多い。

これは恋愛でも、ビジネスでも、友達作りでも全てに通じる考えで
こうした出会いが驚くべき発展に繋がることが多い。

僕のこのブログに登場する人たちもある種そういった出会いで仲良く
なった人が多い。さらに言えば、そういった出会いからワンクッション、
ツークッション経て仲良くなった人も沢山います。

情報網があることが前提で、僕らは仲間の中でテーマ別のML等で
日夜情報交換をしているので情報には事欠かない。情報が入れば
基本的には参加するのです。

参加したところで、印象に残らなければ意味が無い。情報が多い
だけに、ひとつの場所に最初から最後までいることもまずない。
必ずいくつかが同時刻に被ってくるからだ。

だからこそ、個人の話術や、各種知識などの力量が重要になって
くる。場数を踏むごとに新たな自己演出の実験も出来て、数年前
より遥かにレベルは上がったと感じる。

ちなみに、イチバン多くの時間を過ごす上野純君の口癖は、

「こーちゃん、我々は素人じゃないんだから・・・・・・」だ。

後に続く、「・・・・・・」部分には以下のような言葉が入ります。

「そんなに長いこと同じ人と話しつづけちゃだめだよ。時間無いんだから。」
とか、
「ここは僕に任せて、先に次の所へ行ってて。時間無いんだから。」
など。

この絶妙な指示があり、行動力は日本随一なので、上野君には駄目
出しされても仕方無いのである。

これをMBAの必修講座にして欲しいと思う。

「機会損失の経済学」

MBA必修教科の「ゲーム理論」と大分相反する理論だけどマジで
いいです。
個人教材として、さらに多くのケーススタディが欲しい人には特別に
お安くお譲りしますよ~。
by osaki_kotaro | 2004-05-09 00:48 | マーケティングサイエンス
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