選択と集中の時代


昨日は、意気消沈している一番大きな広告会社に勤める友人から電話があって、飯食べようってことになって、こんな激務と言われる業界に勤めている我々ながら6時過ぎからご飯食べたんです。僕は全く食欲がなかったんですけど。

そんで、日本一旨い天龍で彼は餃子をがつがつ食べていたわけです。
全く食欲無い僕は焼きそばなんかを頼みつつ、この数年間を振り返っていました。
彼もこの騒動で煽りを受け、莫大な損失を被っております。me tooなわけです。

思い起こせば、7年ほど前に知り合った某氏との出会いが、約半年前の超ビッグイシューを
もたらしてくれ、我々に在り得ない幸運が舞い降りた。
時を追うごとにその幸運は肥大化していった。それがこうだ。
なんて、ことを朦朧とする意識の中で語っていた。

さくっとご飯食べて、場末の喫茶店で茶飲みながらまた意味の無いたられば話しなんかをしていたんです。

「考えてもしょうがないから帰ろう」

ってな話しになって、歩いていると新聞を持った男が歩いている。
号外が配られているようだ。
見出しに踊る、「堀江逮捕」の文字。

a0011652_12362195.jpg


二人で見つめあい、とちらからともなく「行くか」との声。
号外を手にしながら日比谷線に乗り、六ヒルまで行った。
被害者でありながら、最後を看取ろうと思った。

報道陣は多数いるが、さほど騒然としている様子はなかった。

a0011652_1237030.jpg


ヒルズの森タワーとレジデンスを両方チェックして、すぐに帰宅。

そんな感じでした。

どうやら今日の状況から見ると、逮捕は一応折込済みだったようでマーケットには逆に好影響と
捉えられたようだ。昨日下げすぎたからその反動の可能性も否めないけど。

堀江氏がもたらしたもの。
いや、堀江氏ならずとも若手起業家という人種がもたらしたもの。

これは前から思っていたけれど、「起業すべき」という風潮。
起業して稼ぐことがかっこ良いという風潮。
本当にマーケットを作りたいと思って起業する者も多いが、会社を作って社長という肩書きを持ち、仕事をほとんどせずに遊び呆けている経営者も極めて多い。

さらに、彼らの中で「起業すべき」なんて語る者も多い。
経営者が語るべき話しではない。
個人でやっているならばわかるが、自分の会社に社員がいる。
もっと言えば、取引先の担当者はほとんどがサラリーマンなわけだ。
にもかかわらず無責任に「起業すべき」論を展開するのは明らかに可笑しい。
社員が働いているからこそ会社が成り立っている。クライアントや消費者がいるから成り立っている。そういう根本的なことをないがしろにした発言が、世の若者を結果的に扇動することになり、次々と起業するものが出てくる。起業自体が悪いとは全く思わないが。
雇用の創造という意味でも起業というのは良いものだ。
ただその多くが、友達同士で仕事を回しあったりしている。それで発展はあるのかかなり疑問。
なぜそうなるか。出資状況を見ても人間関係がベースにある情実出資とでも言える向きも多い。

ライブドアが管理ポストに割り当てられ上場廃止の可能性が出て来ている。
買収されるのか倒産するのかわからないが、僕は日本企業が買収する可能性は少ないのではないかと思っている。

今回の一件で、堀江氏が事実は把握しないまま決済をして事が進んでいる件も多かったはず。
つまり、どの企業でも知らない間に法を犯していることもあるだろう。
LD社を買収することで、世の中の目がさらに厳しくなるはずなのでそうはしないんじゃないかと
思うから国内企業は行動しないんじゃないかな。どっちでも良いけど。
外資が日本進出の足がかりとして、オンザエッジがライブドアに対ししたように、ライブドアを買収することになるんじゃなかろうか?とりあえずLD社も現時点でキャッシュがかなり多いという点では美味しいが、株主代表訴訟や、フジテレビからの訴訟などいくつも不安要素もあるから事はさらに複雑怪奇だ。

今日の日経一面にあった、ビットバレー構想からのIT流行の流れは、コンテンツプロバイダーとテクノロジー企業という明確な選別を市場が今後していくようになるのではないだろうか。
[PR]
by osaki_kotaro | 2006-01-24 12:39 | ダイアリー
<< 値がついた 疑問 >>