ビジネスでは心理学を学ぶと色々と奏効するものです。 とくにセールスディビジョンにいるならば特に重要に なってきます。 心理学という勉学を真剣にする必要はありませんが、 相手の心理を考えながら仕事をすることが肝要です。 以前、和田秀樹先生の勉強会にて「共感」という心理 を教えてもらいました。 共感とは、たぶん文字通り「共に同じ感覚を持つこと」という 意味でしょうが、心理学におけるそれは、同じ意味でありな がら、ちょっと違うニュアンスのようです。 例えば、彼女と別れた(ふられた)友達がいるとします。 すごく仲の良い友達だとすれば、 「気にすんなよ!またいい子と出会えるって」 とか言うことが多いと思いますが、これは必ずしも共感を 呼ぶ言葉ではないのです。 相手にとって、とっても大切な人だとすると彼はその言葉 を「共感」として取ることは無いかもしれません。 つまり、どちらかと言うと彼はその友達を向いた発言をした わけです。 心理学でいうところの共感とは、「相手の立場に立つこと」 を意味するのです。 だから、この場合はもしかしたら「お前の悲しみはどれくらい かわからないけど、今日は泣け。そして自分で立ち上がる しかないんだ!」って言葉の方がもしかしたら正解かもしれ ないんです。ありきたりな慰め言葉ではなく、相手の立場に 立つ。この場合は相手の気持ちがわからないから、「忘れろ」 という慰めの言葉は気持を度外視した発言になる可能性を 秘めているわけです。 ビジネスにおいてもそうです。 ある物やサービスを売ろうとしたとします。 いつものお得意様が相手です。 そのサービスを相手に買ってもらうと値段的にも、内容的に も相手にとって自社のビジネスにとって確実にプラスになる 売り物だとします。セールスマンは自信をもって売るわけです。 しかし、相手は現場の担当者で、決済権を持っていない。 このような状況下では、相対する担当者の立場と彼が稟議を 挙げるときに通り易い筋道を作ることも重要なのです。 セールスはどんな良い物でも相手の立場を常に考慮しなけれ ばなりません。でないと、折角の良いものも売れないのであり ます。 色々な場所で相手の心理を読む必要があるわけですが、それ はもちろん恋愛でも同様でしょう。 人はふとした時にふと何らかの感覚を持ちます。 もちろんそれはプラスと取られるかマイナスと取られるかわか らないのですが、それはトライ&エラー。色々験試して相手の 感覚を理解するように努めましょう。 普通は、一度くらいのミスはその後のカバレッジが出来るのが あたりまえです。それが人間というものです。 やはり、一般論的に相手が喜ぶであろうこと、つまり自分が されて嬉しいことをすることが重要です。シーンによってはしかって あげることが重要なこともあるでしょう。ケースは様々です。 例えば、気になる人がいたとします。 人間にとって一番つまらないのが、用件だけを話すことってつま らないと思うのですよ。 たとえば、会う約束をしたとして、勇気の無い人は電話で 「もしもし。明日さ~、渋谷のマルキューの階段の下に7時で いい?じゃあ、また明日その場で電話するよ。」 などとわずか数秒で用件だけを伝えること。 これはかなり寒いです。好きだからこそ緊張してこのようなこと になったりするわけですが、何らかの色をつけて話題を膨らま せたいところですね。 例えば、こうしましょう。 これはデートとかの約束などが何にも無い時に効果的かと思い ます。 例えば、夜の12時くらい。一般的には相手も家にいる可能性が 高いでしょう。もっと遅くなると寝てるかもしれないので時間帯は この当たりがベストかもしれません。 男:「もしもし。お~。起きてた?」 女:「起きてたよ。どうしたの?」 男:「うん、別に何もないんだけど何となく話したくて・・・」 例えばこんなのです。 つまり、用件が無いというシチュエーションです。 「何となく」という言葉が重要なのです。 深層心理から言えば、特に用事が無い時に電話をするという行為 は相手にとって、大きなインパクトを与えます。 女性心理としては、(男性心理でも同様です)「特に用も無いのに 電話をしてくるってことは・・・」という何かを芽生えさせます。 これは相手がフリーじゃなかったり、その男自体にもともと生理的 嫌悪感を抱いているなどの要因があれば意味がさほどありません が、心理学はそこまでの要因は無関係です。そこは本人の雰囲気 や人間力にもよるので割愛します。 相手が、自分に対してどう思っているかを「誤解」という意味に おいて植え付けさせることができるはずです。 直接的な告白をいきなりするよりも意味深な行為などをいくつか 繰り返し心の隙間に自分のイメージを浸透させます。 男も女も基本はロマンチストですから、そういうかけひきをどこかで 欲しているのです。 また、友人を使うという手もあるかもしれません。 好きな相手に自分ではなく、友人を介すことにより愛情を伝え るという手法です。 どうでもない話しを友人から好きな相手にさせるわけです。 その話しのどこからか適当な流れを作り、自分の話しにもって いかせます。 「あいつって、スゲー男友達からも信頼得てるし、めちゃくちゃ かわいい子からよく告られるんだよね。でもいっつもあいつ断っ てるんだよ。なんか昔、聞いたんだけど自分から告白しないと ダメなんだって。でもここ数年自分から告ったことないんだよね」 などと言ってもらうわけです。 その後その好きな子に対し、とりとめもない関係を築いて、ある タイミングで告るわけです。 すると女の子の心理からすると、 「同姓から好かれる男」というポイントと、「自分から告白して きた」という大きな波が彼女の心を大きく揺さぶることになる わけです。 等身大の自分の実力を知ることももちろん大切ですが、制約率を 上げる努力がビジネスであれ恋愛であれ大切ですよね。
by osaki_kotaro
| 2004-06-12 01:52
| 恋愛科学
|
以前の記事
2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 2004年 10月 2004年 09月 2004年 08月 2004年 07月 2004年 06月 2004年 05月 2004年 04月 2004年 03月 カテゴリ
フォロー中のブログ
ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||